地域活性企画(EC販売)を通して感じたこと
地域を盛り上げるために何が出来るのか
お久しぶりのブログになってしまいました。
KAKUMEI Burger&Caféは、昨年12月に一周年を迎えることが出来ました。
終わりの見えないコロナ禍…そしてまたまた緊急事態宣言…しかも今回はお酒の提供が19時までで営業時間も20時まで…しかもランチもネガティブな発信をされてしまうとなかなか厳しい要請です。
そんな中、なんとかやれているのはお店に来てくれるお客さんたち、働いてくれる従業員たち、そして様々なステークホルダーの方々のおかげです。ありがとうございます。(百合子もありがとう!)
昨年3月以来のブログなので、コロナ禍で売上を伸ばすための対策や、お金持ちのカルピスがTwitterでバズったこと、沢山テレビに出れたこと、事務所を契約したこと、そして2店舗目の計画など色々書きたいですがそれはまた今度!(いつになるやら)
今回は、大田区主催のギフトボックス販売企画に参加したことを書いていきます。
参加のきっかけは、開業前の商店街活性化助成金の申請にあたり、「大田区の主催する"商店街次世代リーダー育成塾"という団体に参加して大田区を盛り上げるために頑張ります!」というポイント稼ぎのために参加を宣言したようなものでした。
商店街次世代リーダー育成塾についてはこちら↓↓↓
でも、実際にお店をOPENして蒲田で商売をさせていただく中で、少しでも地域に貢献できれば良いなと思い始めていたので僕にとってはとても良い経験になりました。
お店を始めるときも、自分の実体験から蒲田は小さな子供連れで食事できるお店が少ないと感じていたので座敷席を用意したり、わんちゃん連れで入れるお店が少ないと感じたのでわんちゃん歓迎店にしたりと、「なんで飲食店をやるのか」を考えていく中で少しでも地域に貢献できればという思考にシフトしていたので、高い意欲を持って参加しました。
売上を上げるというのはマストで大事なことですが、それだけだとなかなかモチベーション的には難しく、多少でも地域を盛り上げるというのは、飲食店を経営する中で「分かり易い遣り甲斐」になるのだろうと実感しました。
これはリアル店舗を持ってるからこそ感じることでITやWEBの仕事だとなかなか「所在地」というものがないので、結びつきにくい発想だなと面白く思います。
商店街次世代リーダー育成塾の活動
2020年の春頃から活動がスタートしました。
メンバーは各商店街から有志の代表として集まった20-40代の方々。
恐らく平均年齢は40代前半くらいで、”若手育成塾”というワードとは少しイメージが違いましたが、高齢化する商店街においては若手なのか…と少し驚きました。
内容については、例年だとイベントやお祭りごとを主催することが多いようですが、今年はコロナ禍でそれも叶わず…では何をしようかという話の中で僕が提案したのが「各商店街の商品を集めてECサイトで販売」「商品を通して大田区の魅力を発信する」というものでした。
参加商店街にとっても自店を近隣の方にPRしながら遠方の方にも商品を売れるということで年末年始のお歳暮の時期に短期販売を目指して活動を再開しました。
しかし、活動が始まって思ったことは「プロジェクトとしての勢いが思ったよりないな」ということでした。
それもそのはずで、各商店街の代表は給料が出るわけではなく有志での集まりです。
僕も含めて、皆さん、コロナ禍の厳しい状況で自分のビジネスを続けることが最優先になるのは当然ですし、コロナ禍ということもありリアルの場に集まることは難しく、定例会議はリモートにて行うしかありませんでした。
参加者の中には、リモート会議をしたことがない人もいたでしょうし、リアルの場での話し合いに比べて発言数が少なくなったり、参加率自体が低くなるなど影響があったように感じます。
そんなこともあり、結局年末には間に合わずに2月に販売という方向で固まったのですが、急遽1月に販売完了しなくてはいけないということになり…急いで各商店街からEC販売できる商品を集めて、ランサーズでオリジナルボックスの段ボールデザインを発注して、チラシを依頼して…とバタバタのとにかく実現に向けて動きました。
ECサイトの作成(BASE)を弊社で請け負うことになったので、ここ数日はメインの仕事の合間に朝まで作業という日々を乗り越えて、何とか1/22に販売を開始しました。
それがこちら↓↓↓
ビールを始めとして海苔や羊羹、さらには健康グッズやステンレスボトルまで様々な商品が集まっています。
本当はもっとコンセプトから計算して、ペアリングの良い組み合わせでセット販売したかったですがバタバタだったので心残りはありますが…。
当店からはオリジナル珈琲(粉)と、トロント滞在時代の友人が経営している会社のカナダクラフトビールを出品しています。
販売期間は1/22~1/31迄と短期間ですが、ご興味があれば是非ご購入をお願いします!
2/1~2/3に一斉発送予定です。
追記:終了してみて
売り上げは…ビジネス的に考えれば全然でした。
こういった行政の絡んだ事業の良くないところですが、今回はビジネス的に売り上げがどうこうよりもまずは一つのプランを形にしてそこから商店街を盛り上げるということがテーマなので、その点では一定の価値は作り上げられたのではないでしょうか。
これまで関わったことのない、大田区を裏側で支えている方々や他商店街の方々と繋がれて良い機会でした。
また、ビジネスでない有志の集まりで何かを作るのはモチベーション管理など難しい面が多々あるということを改めて実感できたのは良いことだったと思います。
個人的にも、初めてBASEでサイトを作ったり、EC用に商品を用意したり、お店の認知度を上げれたりと収穫はありました。
現在は、今回の取り組みを継続できないかという話も出ています。
利益を感じて主体的に動くメンバーが現れないと難しいとは思いますが、続いてくれたらやった甲斐あるなとは思いますね。(当店の場合は、そもそも売るべきものが用意できていないのでそこから)
KAKUMEI Burger&CaféもECサイト作ります
今回、BASEで簡易的ではありますがECサイトの作成&販売を行えたことにより、当店としてもECサイトを稼働させるイメージが付きました。
もともとECサイトはどこかのタイミングでやりたいと思っていたけれど、ハンバーガー屋ってなかなか売れるものが思いつかず難しいなと思っていました。
珈琲(豆&粉)は想像しやすいですけど、ハンバーガー屋で珈琲メインで売るのもブランディングが難しいなと。
コロナ禍において、自宅でハンバーガーを作れるセットを販売しだすお店もありましたが、食品製造の許可を取得できる環境を作るとなると大きなコストがかかりますし、製造業者に丸投げだとうちでやる意味も少ない。(そもそも自宅でハンバーガーセットを使って調理したい?)
他にも…
・今回は参加商店街の中に酒類通信販売の許可書を持っているお店がいたので、ビールを販売出来ましたが、当店だけではビールの販売許可を取得するのは難しい。
・オリジナルの焼き菓子等を製造販売許可を持っている製造業者に作ってもらうというのは、コーヒーと親和性も高く良さそう。(お店でも提供&販売できるし)
・お歳暮のハム的な感じで、ハンバーガーに使用しているベーコンの販売は出来そう。
・サイドメニューで提供しているOBANZAI(和前菜)の栄養バランスを明示化しての販売はブランディングに良い影響を狙えそう。
・Tシャツ等、デザインの絡む商品を売るのであれば、集客力や発信力のあるデザイナーとコラボするなどガッツリやらないと中途半端になりそう。
などなど、なんとなく方向性は見えてきました。
今後も続くであろうコロナ禍に対して少しでもできることを早めに増やしておくことは大切ですし、商材があるということはプレゼントや、クラウドファンディングのお礼品としても使えるなどメリットが多いと思います。
ECサイトをやりたいと言い出して1年近く経つので、自分の中でそこまで優先度が高くないんだろうなということだと思います。
いつ始めるかは未定にしておきますが、せっかくBASEの仕様をいろいろ勉強したので自分の中で定着させるためにも小さくでも回していきたいと考えています。
そんなこんなで1年ぶりの更新ですが、大田区主催STORY GIFT BOXの宣伝がメインでした!
昨年3月以来のブログなので、コロナ禍で売上を伸ばすための対策や、お金持ちのカルピスがTwitterでバズったこと、沢山テレビに出れたこと、事務所を契約したこと、そして2店舗目の計画など色々書きたいですがそれはまた今度!(いつになるやら)
近いうちに上記の件も書きたいと思いますので、お楽しみに!!