ハンバーガー屋の経営ブログ

ハンバーガー屋さんを開業するまでの計画&オープン後の日常を綴っていきます

最近の活動:ハンバーガー試食会

ハンバーガー屋オープン前の試食会について

試食会の様子(蒲田)

 

さて、先週に引き続き最近の活動について書いていきます。

 

今回は隔週で自宅のバルコニーで開催しているハンバーガーの試食会について。

 

今年の夏くらいから初めて、これまで7回開催し、今週末が8回目となります。

 

毎回約10人ほどの人が集まって、バルコニーで飲みながら試食会を開催しています。

 

友達を中心に友達の友達などが来てくれたりと交流の輪も広がり、プライベートの側面でも充実した会になっています。

 

きっかけは、以前にセミナーで大人気の担々麺屋さんのオーナーが、開業前に何十回も試食会を重ねて味を作っていった…という話を聞いて感銘を受けたことからでした。

 

仕事で料理を毎日作っているとか、料理が好きでよく振舞っているなんて話はよく聞きますが、試食会のデータをエクセルに落とし込んで研究を重ねたという話がとてもビジネス的で素敵だと思いました。

 

それは多くの業界で基本的なことであるように、自分の本業であるWEB業界でも普段、仕事で行っていることに通ずる商品・サービスの改善方法であり、重要性を重く受け止めることが出来たため、セミナー後すぐに開催を決めたのを覚えています。

 

ここからはそんな試食会を開催する目的と現状の課題をまとめてみます。

 

目的1:ハンバーガーを作る機会を増やすこと

 

スタート時点の目的としては、まずは「ハンバーガーを作る機会を増やすこと」でした。

 

ハンバーガー屋を始めるんだから、そりゃ毎日でもハンバーガーを作るべきだと思います。

 

でも、意外と普段の生活では作らないものなんですよね。

 

というのも、色々な素材を用意しなくてはいけないわけで、必要な具材が多い料理って自分用に一つ作るという意味では不便なんですよね。バンズも専門店から取り寄せたりしますし、原価も決して安くないので。(とは二日に一回くらいは作るべきだと思っています)

 

では、なぜ作らないのか。

 

上記の理由から、仕事終わりで疲れて帰ってきての作業がめんどくさいというのも大きいですが…

 

相方の北見君としては、これまで実家暮らしだったので自炊する習慣がそもそもないし何をすればいいか分からないという状況。

 

そして、僕に関して言えば「大丈夫」という余裕が大きかったりします。

 

これまで日本や海外で2-3年ほどキッチン経験もありますし、カナダでは毎日作っていたし、昔から自炊が多かったので、ハンバーガーは普通に作れてしまうわけです。

 

調理工程に特別な作業がなければ、おいしいハンバーガーを食べた時に自然とレシピが浮かんできて「ああ、こういうことね」と満足してしまう。

 

昔はそれを実践して「やっぱり!さらにこうしたほうが自分は好きかな…」なんてアレンジするのが楽しかったものの年々そういうモチベーションがなくなってしまう。

 

大枠だけ決めておけば、あとは実際に設備を整えて、食材を吟味するような、開店前の準備期間の数週間の時期にまとめればいい…メニューの増減は開店後に調整していくので問題ないというオーナーも周りにいます。

 

舐めているように思う人もいるかもしれませんが、ある程度経験と自信があるのならば、それはとても効率がいいのかもしれないし、実際そういう飲食店の開業者は多いです。(バタバタしていてそんなに時間が作れないままオープンしてさらにバタバタ…という方も多いようにも思いますが)

 

ただ、やっぱり実際に作っていく中で見えてくるギャップや、面白さ、余裕がある時だからこそ広がる想像力というのもあるわけで作らなきゃなと。

 

では、試食会を定期的に開催するようになりハンバーガーを作る機会が増えたのか…?

 

答えは、全く増えていません。

 

試食会が行われる月に二回と、試食会の具材が残っている次の日くらいです。

 

それでも、北見君が料理に抵抗がなくなってきたことや、日々試食会を意識していることは前進。ただ、やはりもっと日常化するために今後は毎週決まった数のバンズを仕入れるようにしようと思います。

 

目的2:他人に食べてもらうという感覚に慣れる

試食会を始めるにあたり「他人に食べてもらう」という意識を持つだけで、客観的に考えるようになるのでとても意味のある料理になると思います。

 

週に2-3日くらいは自炊をしていますが、自分用に食事を作るときと他人にも食べてもらう時では計算の仕方が変わります。

 

この人は普段こういう味付けを好きだというから味付けを少し変えようとか、自分の味は濃いめになりがちだけどもう少し落としてみよう。。。とか。

 

自分の好きな味でなく相手に喜んでもらう味を意識するという意味でとても分かりやすい機会になっていると思います。

 

目的3:フィードバックをもらう

これまでの二つの目的は環境作りや、モチベーション的な意味合いが強かったですが、ここからはマーケティング的な目的になります。

 

食べた感想をいただき、改善をしていくという作業。

 

毎回、おいしいと言ってもらえているし、多くの人が「これまで食べたハンバーガーで一番おいしかった」と言ってくれているけれど、前述の人気担々麺屋さんのようにデータを活用した分析には、まだまだなっていません。

 

食べやすい・しつこくない・野菜のうまみが活きている・お肉の厚みがちょうどいい、バンズがおいしい、胡椒のパンチとクリームのコクのバランスがいい…などなど。

 

参加してくれている方々は評論家ではないので、自然と思ったことを言ってくれますが具体性を求めるのは難しいに決まっている…。

 

情報が欲しい側が、情報を引き出せるように準備をしなくてはいけない。

 

「コクがある」という言葉一つにしても、ニュアンスは十人十色です。

 

次回からはアンケートシートを作って細かく分析をしていこうと考えています。

  

目的4:多くの人に自分のやりたいことを知ってもらう

自分のやりたいことを発信するという感覚が薄れているなと思う今日この頃。

 

でも、その重要性もメリットも感じて生きてきたはずでした。

 

こういう仕事がした、出世したい、 独立したい…いつも周りの人にストレートに伝えてきたから当然のように形になっていたと思います。

 

それこそ、カナダでハンバーガーを提供していたキッカケも、僕が「いつかハンバーガー屋をやりたい」といろいろな人に話しているうちに自然と形になりました。

 

年を重ねるごとに「自分はこうなりたい!」ということを発現するよりも、頭で考えて逆算してアプローチをするようにシフトしてきました。

 

それは自然なことだとも思いますが、同時に「発信すること」による大きなパワーも大切だなと。

 

発信することにより多くの人に助けてもらえて今があるのだから、その姿勢を大切にしながら、今後は自分も誰かの目標の力になれるよう意識していこうと思えています。

 

今後の課題

 

そんな感じで、今回はハンバーガー試食会についてでした。

 

今回のブログで課題とあげた下記二点に関しては今週末から実行に移ります。

 

・バンズの毎週定期購入

 ・アンケート用紙の充実化

 

まだまだ改善の余地は多く残っていますし、もっと自分のビジネスにとって価値のあるものにすると同時に、来てくれる方々にとっても魅力的なものにブラッシュアップしていきたいと考えています。

 

いつも来てくれる方々、本当にありがとうございます!

 

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